リレーコラム

連携のあれこれ

見出しにもあります、合同研修。推進校と推進地域の指定をして、合同研修をしてという取り組みが、平成28年度にスタートし、今年で4年目になります。
 
私たち発達障害者支援センターも協力し、推進地域の取り組みのお手伝いの他、合同研修当日は、グループ協議の進行役を務めます。グループ協議は、毎年、いろいろと試行錯誤し、地域別のグループにしてみたり、教育関係者と、保健福祉関係者の業種別グループにしてみたりなど、いずれにしても、地域でうまいこと連携でき、ネットワーク体制を作っていくための一助となればとの思いでやってます。
 
そんな各地域でのグループ協議を経て、感じたことをランダムに、備忘録的に。
 
①連携は目的ではなく手段
 だから必要なければ無理に連携を求めなくてよい。「連携、連携っていうけど、どう連携したらよいかわからない」という意見が上がることがありますが、連携ありきではないです。でも、さらに考えると、連携って、課題を抱えていて、問題意識があって、当事者意識があれば、その必要性っておのずと認識するものではないかと。つまり、どう連携したらよいかわからないという支援者は、実は、とりあえず自身の見えている範囲で落ち着いてたらOKと思っているとか、地域生活とか将来とか、自身の関わらない領域でのことをあまり考えてないんじゃないの?なんて、ちょっとイジワルかも知れませんが。
 
②何やってくれるの?
 保健師さんてさ~、相談支援事業所ってさぁ~ 何やってくれるの? という意見もよく上がります。 その前に、何してほしいの? が重要と思います。前向きに、能動的に、自分たちがどういうことで困っていて、その解決のためにどういうことを求めていて、それって、どこかにお願いできない? という姿勢が重要と思います。 何やってくれるの? ではなく、こういうことってお願いできる? という方向でやりとりをしてもらいたいものです。
 
③誰が音頭を取るか?
 支援会議をやりたいんだけど、どこが取りまとめるか という意見もよく上がります。おそらく、そういうことを専門にやる機関や事業って無いと思います。気づいた人が当事者。もちろん、みんなそれぞれ忙しいとは思いますが、当事者意識をもって、小さなことでも自ら一歩を踏み出すことが大切。
 ちなみに個人的には、学童期の主たる支援者は、「学校」だと思ってますので、要保護児童対策協議会などの枠組みが動く場合は別として、それ以外では、支援会議等は学校が主導すべきと思ってます。
 
④情報が欲しい
 これもよく聞きます。でも情報ってありますよね?むしろあふれてないですか? 教育局とか、教育委員会、福祉行政も、毎年、いろんなリーフレットとか、冊子とか、地域資源マップとか、更新時期には、かならず手紙が来て、、、 というように、インターネットの時代でもありますし。もちろん、アクセスしにくさ、見にくさ、更新されてない等々、課題もあるのかもしれませんが、情報自体はたくさんあると思います。
 やはり、あちこちに顔を出し、実際に触れ、引き出しを増やし、、、という地道な動きが大事なのかなと思います。人のつながりがあれば、情報源を得ることができます。どこに情報源があるかを聞くこともできます。マイナーな、インフォーマルな、ディープな情報をゲットすることもできます。
 
 
 
というわけで、とりとめもなく、ちょっと辛口かなとも思いましたが、自身の反省も込めて。
 
あおいそら
片山

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